四柱推命について
四柱推命は今からおよそ900年前の中国の宋の時代において陰陽五行を基に成立した命理学であり、東洋占術を代表する占いです。
年柱・月柱・日柱・時柱の4つの柱から構成された命式によって、命を推察していくことから四柱推命と呼ばれるようになりました。
それぞれの柱には、十干と十二支を一つずつ含む六十干支が当てはめられ、そこにある8文字の干支によって鑑定をおこないます。
四柱推命のベースには「木・火・土・金・水」の自然五行哲学があり、また四柱推命が成立した時代背景により、そこには道教や儒教の教えを垣間見ることができます。
四柱推命の基本的な鑑定法
四柱推命では命式全体のバランスを考えながら鑑定を進めていきます。
命式をのバランスを考えるといっても五行が均等な状態になれば良いといった単純なものではありません。
「四柱推命は自然哲学である」
という言葉の通りに、大自然のイメージで捉えていきます。
鑑定の基本的な流れ
十干・十二支に配当された陰陽五行を基に、それを大自然の象意に当てはめて、そこから導かれる答えによって、個人の性質や運命傾向をみていきます。
① 日主を確認する
生まれた日の十干を日主と呼びます。
日主をその人の性質とみなす鑑定法は宋の時代の徐子平が確立させました。
日主には以下の十干があります。
木の五行「甲」「乙」
火の五行「丙」「丁」
土の五行「戊」「己」
金の五行「庚」「辛」
水の五行「壬」「癸」
② 命式全体の五行バランスを把握する
命式全体のおおよその五行バランスを把握します。木・火・土・金・水それぞれの五行の力量を把握し、それぞれ命式の中でどのように配置されているかを確認します。
③ それぞれの五行の通変を知る
それぞれの五行が日主からみてどの通変にあたっているのかを知り、原命式からみた性格や運命傾向の基本的な特徴を把握します。
④ 大運や年運の干支から運の流れを知る
原命式は必ずその時期に巡っている大運や年運の干支の影響をうけています。大運干支や年運干支の五行と通変を把握し、運命の流れをつかみます。
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